トークボックス試行錯誤中である。
ハーモナイザーやオートチューン全盛の今にあって、わざわざトークボックスをやろうというのは自分らしくていいなと思いながら、ソフトシンセで最適な音色を探している。
どうやらトークボックスをやる人でソフトシンセでやろうという人は少ないらしい。たいていは、マイクロコルグ、ミニムーグ、DX100。まあそりゃそうか、ソフトシンセに精通しているようなDAW使いからしたら、わざわざホースくわえなくてもいいエフェクターが世の中にはすでにいくつもある。
数年ぶりにトークボックスを引っ張り出して遊んだら楽しい。
ChromeoのAgainst the Clockをみてて、ふと、トークボックスにはシンセの音色が重要なんじゃないかと思いついた。
それにしてもこのシリーズはどのアーティストのものをみても、なんだか親近感がわいて楽しい。
楽曲制作中の風景は、結局のところ国境や環境を超えて誰もがほとんど一緒。もちろん機材の揃い方は違うけど、DAWを前にすると今やその差にあまり意味はなく、センスと技術だけが音楽の個性を作る現代である。
前も書いた気がするけど、ずいぶん前にmonchicon!のmumインタビューについていって、今作はこれまでになくローエンドでてるけどどうしたの?って聞いたら、RBassっていうナイスなプラグインを使っているって言ってるのを聞いて、やってること同じやん…てゆうかむしろちょっと手法古いな…ってなったのを思い出す。
EASTOKLAB - Fireworks
名古屋出身の4人組バンド、EASTOKLABのデビューミニアルバムの楽曲のMVを制作しました。
当たり前のように高度な音楽性と知性、ポップネスが混ざりあっていて、キャリアなんて関係なくいいものはいいなあと思いながら、がんばって編集しました。
SLEEPERS FILMというチームは、ことクリエイティブに関しては手探り実験団みたいなところがあるので(常に新人)、思いついたことを試してはあれ?こっちのほうがよくね?みたいな繰り返しをひたすら積み重ねてこの映像にたどり着きました(これとか)。なかなか長かった。
ボーカルの日置くんとの最初の打ち合わせでは、楽曲の仕上がりにはこだわっている一方で、アートというよりは、多くの人に聴いてもらえるようポップスとして作っている(大意)と言っていて、ソングライターとして共感できるというか、個人的にすごく腑に落ちる出会いだったなあと。
彼らの楽曲に寄り添いつつ、SLEEPERS FILMらしさも十分発揮した、とてもいいビデオができたと思うのでぜひ見てみてください。